根管治療とは
アメリカやヨーロッパでは大変重視されていて、日本ではあまり熱心に治療されることが少ない治療法に「根管治療」があります。歯の中心にある歯髄(歯の神経や血管などの組織)を抜いた後の処置のことで、この処置をしっかり行っていないと歯の根の先の骨をこわして、膿(うみ)を作ることもあり、いつまでも腫れや膿が出るといった症状の原因になります。また、上の歯では上顎洞という空洞に膿がたまり、耳鼻科や眼科の病気に影響が出ることもあります。
同じ歯の根管治療を繰り返し行うと、根管の内面を削るために歯質が薄くなり、歯の根が割れやすくなることもあります。当クリニックでは、特にこの根管治療を重視して研究し、その研究成果を多数の文献に発表しています。